あおいちブログ

ITmedia新卒採用担当のブログです。

アイティメディアという会社の「生き方」

学生の皆さん、こんにちは。アイティメディアでは先日、2015年3月に卒業予定の皆さんを対象に会社説明会を開催しました。本日は説明会の内容をおさらいしながら、アイティメディアがどういう会社なのかということや、必要としている人材像についてあらためてご説明したいと思います。

ターゲティング・メディアの会社です

 すでにご存じの方も多いかと思いますが、アイティメディアはWebというメディア(媒体)を通してニュースや解説記事を発信している会社です。Webでニュースを発信すると言えば、最近は大手新聞社やテレビ局もやっていますね。ではアイティメディアがやっていることはそういった会社と変わらないのか? と疑問に思う方もいるかもしれません。

 答えを先に申し上げますと、違います。大手新聞社やテレビ局は、不特定多数の読者を想定して情報を発信しています。大ざっぱに言ってしまえば、日本語を理解するすべての人に向けて情報を発信しているということです。

 アイティメディアが発信している情報は、「プログラム開発者」や「企業の情報機器導入担当者」など、特定の専門分野を持っている人に対象を絞ったものばかりです。特定の分野について深く突っ込む情報を発信していくと、その分野の情報を強く求める人が読者として集まります。このように特定分野の情報を発信するメディアを「ターゲティング・メディア」と呼びます。アイティメディアは、およそ30の専門情報サイトを運営しているターゲティング・メディアの会社です。


“特定の人たち”に届ける広告

 現在のところ、アイティメディアは広告収入を主な収益源としています。情報を発信するWebサイトに記事とともに広告を出し、広告主からお金をいただいているわけです。

 Webサイトに広告を出して収益を上げている企業はほかにもたくさんあります。大手新聞社やGoogleなど、アイティメディアよりも大規模に広告ビジネスを展開している企業も少なくありません。その中でアイティメディアが広告ビジネスで収益を上げていけているのも、ターゲティング・メディアを運営しているからです。

 先に説明した通り、ターゲティング・メディアには特定の分野の情報を求める人が集まります。ユーザー総数は決して多くありませんが、特定の話題について「深い」議論ができる人たちばかりです。広告主はこのようなユーザーを集めているサイトを、広告を通して詳細な情報を伝えられるサイトと評価してくれます。

 ネットワーク機器やサーバーのメーカーが広告を出そうと考えているとします。1人でも多くのユーザーに広告メッセージを届けたいと考える場合、大手新聞社など大量のユーザーを抱えている企業に広告を出すでしょう。しかし、この考え方が正解かというとそうとも限りません。

 膨大な数のユーザーを抱えているメディアは、先に述べたように不特定多数のユーザーに向けて情報を発信しています。その情報とともに発信する広告も不特定多数のユーザーに届きます。ネットワーク機器やサーバーがどんなものか知らない人にも広告メッセージが届くわけです。

 あなたのところに、あなたには何の関係もない商品の広告が届くところを想像してみてください。あまり気持ちのよいものではありませんね。その広告に特別な注意が向くということもないでしょう。むしろ視界から消し去りたいと感じるかもしれません。

 一方ターゲティング・メディアなら、特定の話題について情報を求めている人や、詳しい話ができる人がユーザーとして揃っています。例えばアイティメディアが運営しているサイトの中でもTechTargetジャパンは、ユーザーの大多数が企業情報システムの責任者や、責任者に助言する立場にいる人たちです。

 このようなサイトに広告を出せば、本当に情報を必要としている人たちに広告メッセージが行き渡ります。さらに、ネットワーク機器やサーバーなどの情報システムについてよく知っている人が揃っているので、製品の細かい情報まで伝えることができるのです。ターゲティング・メディアはこのように高い広告効果が期待できるので、広告主が好んで広告を出してくれるわけです。


当たり前ですがビジネスとしてやっています

 しかし、ターゲティング・メディアを運営していくことは簡単ではありません。まず、専門情報について分かりやすい形で発信できなければ話が始まりません。また、専門情報を発信すると言っても、1回限りではユーザーが集まりません。ユーザーを集めるには情報を発信し続ける必要があります。

 情報を発信し続けるには、専門の編集担当者が必要ですが、これだけでは企業活動として成り立ちません。企業活動として成り立たせるには、第一に利益を上げる必要があるのです。これはすべてのメディア企業に共通することです。

 情報を分かりやすい形にまとめる編集担当者は貴重ですが、編集担当者だけでは利益を上げることはできません。広告を販売してくる営業担当者も必要です。Webサイトで情報を発信するには、Webサーバーを管理運営してくれる技術者も必要です。いろいろな人の人件費がかかるのです。ほかにも光熱費やオフィスビルの賃料など、企業活動を続けていくにはいろいろな場面でお金がかかります。

 アイティメディアもビジネスとしてメディアを運営している以上、利益を上げることを第一に考えます。そしてアイティメディアの主たる収入源は広告収入です。つまり広告主からお金を払ってもらってメディアを運営しています。

 こう書くと、「広告主にとって都合の良い情報しか流さないのでは?」と思う方もいるでしょう。アイティメディアは株式上場していますので、株主の言いなりになっているのではないかと思う方もいるかもしれません。しかしメディア企業としてそういうことはできません。

 広告主が広告を出してくれるのは、サイトにユーザーが集まっているからです。ユーザーは信頼に足るサイトだと感じて、集まってくれています。特定の広告主や株主だけに都合の良い情報を流すことは、その信頼を裏切ることになります。

 メディア・ビジネスの世界では一度ユーザーの信頼を失うと、取り戻すことはほぼ不可能です。ユーザーがいなくなってしまえば、そのサイトは広告主にとって無価値なものになってしまいます。つまり、ビジネスとして継続できなくなります。これは株主にとっては致命的なことです。

 私たちはユーザーからの信頼を集めて、広告主にサイトの価値をアピールし、広告を出してもらってビジネスを成立させているのです。遠回りに感じるかもしれませんが、ユーザーの信頼と広告主から見た価値を両立させるには、特定の広告主の言いなりになることはできないのです。


影響力のある個人の力も取り込む

 ここまで説明してきた内容は、メディア・ビジネスの中でも「従来型」に当てはまるものです。インターネットの世界は日々変化しています。最近はいわゆる「マスメディア」が発信する情報だけでなく、個人がブログやTwitterなどで発信する情報も価値を持つようになってきました。「もはやマスメディアは必要ない」「マスメディアは死んだ」と論じる人もいます。

 私たちが運営しているターゲティング・メディアも、多数のユーザーに情報を届けるという意味で「マスメディア」と言えます。では、私達のビジネスは早晩終わりを迎えるのでしょうか? 私たちはそうは思いません。しかるべき訓練を受けた編集のプロが作る記事は、誰にとっても分かりやすい形にまとまっています。読みやすく分かりやすい記事には普遍的な価値があるはずです。

 とはいえ、最近はGoogleなどの検索エンジンで検索した結果、トップに来るWebページから読んでいくという人が多いことも確かです。Twitterで友人が薦めてくれた記事を読んでいるだけで時間が過ぎ去ってしまうという人も少なくないでしょう。編集記事に価値があると言っても、そこまでたどり着かない人もいる時代になったわけです。

 このように日々変化していくインターネットの世界で生き残るには、従来のやり方にこだわっていてはダメです。新しい商売のあり方を探求していくことも大切なのです。

 アイティメディアでは、個人が発信する情報の価値に着目し、その力を会社の成長、発展のために取り込んでいます。最近の例では「ONETOPI」というサービスが挙げられます。これは、特定の狭いジャンルについて詳しい人たちを集め、その人たちが注目する情報を発信してもらおうというものです。

 このように、価値ある情報を選び出して発信するメディアを一般に「キュレーション・メディア」と呼びます。最近は、世間に流れるニュースの中から特定のアルゴリズムに従ってサーバーが「価値あるニュース」を選び出すサービスが登場しています。

 ONETOPIでは、あえて人手で情報を取捨選択するスタイルを取っています。ONETOPIが対象としている「特定の狭いジャンル」について価値ある情報を選び出すには、人手に頼るのが確かだと判断したからです。

 ONETOPIでは価値ある情報を発信してくれる人に報酬を支払う仕組みも用意しています。報酬が情報発信の動機となり、ほかにはない情報がONETOPIから流れるようになり、ユーザーは価値ある情報を手にできるようになるわけです。

 すでに成果を上げている事業としては、「エンジニアライフ」というブログメディアが挙げられます。エンジニアを対象にブログを書く場を用意し、参加を呼びかけた結果、面白いことを書く書き手が集まり、読者も集まりました。テーマとしては日々の仕事について思うところや、参考になる書籍、参加した勉強会、興味がある技術など、「エンジニア」という職業に就いている人なら共感できるものばかりです。今ではエンジニア同士の良い情報交換の場になっています。


なぜターゲティング・メディアを展開しているのか

 ここではアイティメディアがなぜターゲティング・メディアを展開しているのかというお話をさせていただきます。メディアで商売をするなら、ほかにも方法はあります。例えばヤフーは、アイティメディアとはまったく異なる形で商売を続けています。

 アイティメディアには「メディアの革新を通じて情報革命を実現し、社会に貢献する」という経営理念があります。これは、全社員が目指す目標のようなものと考えてください。

 ターゲティング・メディアを利用した広告ビジネスはインターネットの登場という「メディアの革新」があったからこそ実現できたビジネスです。そして私たちは、そのビジネスを推進することで社会に貢献することを目指しているのです。

 社会に貢献するとは、いったいどういうことを指すのでしょうか。私たちは情報技術の産業や、電子機械の産業に密接に関係するサイトをたくさん抱えています。それぞれの産業に向けて発信する専門情報は業界関係者にとって貴重なものであるだけでなく、新たな技術革新を呼び起こす刺激にもなると考えます。

 たとえ少しでも、私たちが発信した情報が技術革新を呼び起こす刺激になり、産業の発展に寄与すれば、すべての人々の暮らしを豊かにすることができると考えているのです。

 そして今、メディアの革新によって世界にさまざまな変化が起こっています。個人が発信する情報も価値を持つようになってきたという事実は、その一例として挙げられるでしょう。アイティメディアは今後、ターゲティング・メディアの可能性を追い求めながらも、まったく新しい形のビジネスを通して社会に貢献することに挑戦していくつもりです。

今後の成長、発展のために

 最後に、アイティメディアが求める人材像について説明しましょう。「記事を書ける」とか、「営業に必要な交渉術に長けている」などのように職種に密接に関係する能力よりも、「イノベーションを起こせる」ことを私達は重視します。

 先に説明したように、インターネットの世界は日々変化しています。その世界でビジネスを続けていくには、会社としても、個人としても変わり続けなければなりません。商売のあり方も変化していきます。極端に言えば、まだ誰も知らない方法でビジネスを成立させることが必要です。まだ誰も知らない方法でビジネスを成立させるには、ビジネスを、メディアを、人々の日常を変革(innovate)していく必要があります。

 こう書くと、イノベーションを起こすということがとんでもないことのように感じられるかもしれません。しかし私たちはイノベーションを起こすということを、ごく一部の人だけができることとは捉えていません。

 現状に問題を感じ、あるべき姿を思い描き、それを実現させるためにいろいろな人の力を借りる。小さいことかも知れませんが、これを繰り返すことで確実にイノベーションは起こせると考えています。大切なことは「自分で考えて行動すること」です。日々の暮らしに小さな問題を見付け出すことも、どう改善したらよいかを思い描くことも、実現のためにいろいろな人の力を借りることも、「自分で考えて」「自分で行動」するところから始まります。

 イノベーションは小さなことの繰り返しで起こせます。「インターネットの世界を変えてやろう」、「まったく新しいビジネス・モデルを打ち立ててやる」といった野望を持っている人。アイティメディアはあなたのような人を待っています。ぜひ、面接にお越しください!

(あたりまえですが)企業も自己分析をするのです

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※写真と本分は関係ありません。
(クリスマスなんか台無しにしてやろう、とツリーに七夕風に飾りをつけてしまった新人男子。でも思わず本音が。。)



そろそろ皆さんも冬休み。まとまった時間がとれるこの時期に就活に向けた準備をされる頃かと思います。

きっと自己分析などに頭を悩ませつつ。              

一方、採用側の企業はこの時期いったい何をしているかというと、、、

実は皆さんと同じようなことをしていたりします。
アイティメディアでも、ちょうどいま採用チームが自己分析の真っ最中です。

現在の経営状況や業界動向、強みと弱みを分析して、今後のビジョン達成に向けて
どんな人材が必要になるのか、経営陣と詰めているところです。
企業環境は刻々と変わるので、採用においても「昨年と同じ人材」でよしとすることはありません。
毎年イチから新たに設定する必要があるのです。

そのうえで、ターゲットとなる学生の方にどういう切り口で会社をアピールすればよいのか、
Facebookや採用HPでの情報の見せ方、説明会での伝え方、なんかを決めています。

さて、何が言いたいかというと。
就活のお手本はマニュアル本でもなく、友人でもなく、企業にこそにありますよ、ということです。            
就活は以下のプロセスをたどることになりますが、

・自分(自社)を理解してもらい、
・自分の将来性や思い(自社の理念やビジョン)に共感し合うことで、
・意志決定(内定と受諾)してもらう                                               
上記でのコミュニケーションの目的と取るべき行動は学生側も企業側も全く同じなんですね。
なので、皆さんがもし自己分析や自己アピールで悩んでいれば、受ける企業がどんな手法で
自分にアプローチしようとしているのか、参考にするのが最もいいお手本になるはずです。
「この会社いいなあ」と感じる要素があるとすれば、それはなぜか、自分はこの会社の
何に対して好意を持ち、何に心を動かされたのか、そこに「伝えるべきこと」のヒントが
隠されているはずです。

アイティメデイアの選考も、そんなヒントを与えるものにしたいと思っていますので、
ぜひ採用する側の視点で厳しく見て頂ければと思います。

と自らハードルを上げてプレッシャ―をかけることなんかも、重要なんだなぁ。きっと。

学生に「はい、笑って!ピース、ピース!」を迫る採用担当者

12月になるや「よーい、ドンっ」て感じでいきなり就活が始まってしまったような感じですね。
このブログもあまり更新できていませんでしたが、やっと重い腰を上げるときが来たようです。
しかし、なぜ私はブログを書くのか。
公式採用HPやtwitterでは伝わりにくいこと(テーマや温度感など)を根掘り葉掘り書いていきたいからです。

しかしそれが、独りよがりにならないよう、皆さんにとって有益な情報になるよう、胆に銘じる次第ですので、改めてお付き合いのほど、よろしくお願いします。

さて、以前、内定者と話をしていて、企業の採用担当者が書くブログの話しになりました。
そして「こんなブログはいやだった」といろんな意見が集まりました。

=================================================================
・採用担当のプライベートな話ばかり。興味ありません。
・うそくさい。
・愚痴だらけ。
・俺の就活はこうだったとか、上から目線。
・学生を軽くバカにしている。
・ネタがなさ過ぎ。今日はハロウィンだ、わーい。とかもう意味不明。
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だ、そうです。

もちろん、世の中には有益な人事ブログはたくさんあります。

ただ、ブログを単に採用ツールとしてだけ使って、本来の目的から外れて上記のようなことをしてしまうと、
それは効果がないどころかマイナスばかりが大きくなってしまいます。うーん、人の振り見てわが振り直せ。。

そしてひとりの内定者(女性)が
「どう見ても、採用活動よりブログに熱を上げている採用担当がいた」という話をし始めて。

彼女はとある面接のため控室で待っていたところ、入ってきた採用担当者にいきなりカメラを向けられ、
「ブログに乗せるので、撮らせてね。はい、笑って。ピース、ピース!」とバッシャバシャ写真を撮られたそうです。
あまりのことにあっけにとられるも、「こっちが真剣に面接に来てるのに、ピースピースとは何事!」と、
その場で丁重にお断りして会社を後にしたそうです。

このエピソードに、私も「ハハ、自由な社会人がいたもんだ」と驚いておりましたが、
一方で、「まさかそんなこと、考えもなしにしないだろう」という思いもありました。

で、推測するにそれは、その会社が求める人材か否かのテストの一環ではなったかと。
社会にはいろんなことをいうお客さんもいるでしょう、あるいはストレスのたまる職場なのかもしれません。
その会社はいかなる時も笑顔で対応し、忍耐力がある人材を求めていたのかもしれません。
あるいは、こちらの指示を素直になんでも聞く人材とかとか。

が、それでもやはり目的と手段が合致していませんよね。
仮に本当にそんな「ストレスの多い環境」や「無理を言うお客様」ばかりだったとして、
何をどうストレスに感じるか、あるいはそれへの対処の方法は人それぞれです。

その多様性を判断するのが採用担当者の仕事なので、
そんなドッキリ的な手法で、選考するのはやはりおかしいでしょう。

となると、やはりその採用担当者は本当に「面接会場でピースをして笑う女性」の写真が
ほしかったということになるのかもしれません。

そして実際にそんな人事ブログがあるとしたら。空恐ろしい。

ブログからいろんなことがわかってしまうものですね。いや、気をつけねば。

【15採用始動】3DAYSのインターンシップを開催! (9/5~9/7 もしくは、 9/11~9/13のどちらかより選べます)

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お盆も過ぎたというのに、クソ暑いにもほどがあるこの夏。弊社のオフィスでは、辛抱たまらず流しソーメン(竹製)を設置する社員の姿が見られました。とても良い会社です。

さて、15採用に向けて多くの企業がサマーインターンシップを開催しています。皆様の「インターンシップ夏の陣」の状況はいかがでしょうか。参加された方は、手応えを感じたり、こんなものかと思ったり、様々な感想をお持ちのことと思います。また『インターンシップ?何それ、おいしいの?』という方もきっといらっしゃるかと思います。

当社がインターンシップを実施する理由は、「面接では評価しきれない、深いところでの相互マッチングを確認する」ことにあります。最近の面接では、評価者の意見が分かれるケースが多く、『優秀だけど、本当にうちで性根据えてやってくれるかな?』とか『清濁併せ飲んで、成長できるのか』など、能力やスキル以外の『そんなの入ってみなきゃ分かんないよ』としか答えられないところで、ああだこうだ話しているケースが多いのです。だったら、リアルな職場体験を提供して、そこでお互いが納得するしかない、ということになります。同時に学生の方にも「本当にこの職場でよいのか」納得いただいた選考にしたく、インターンシップを実施することになりました。極論すれば、「面接なしで、内定まで持っていける」のが理想です。

そんな中、学生の皆さんに本当に役立つインターンシップは何なのか、突き詰めて考えて、ようやく企画が固まりましたので、ぜひご案内させてください。

Webとメディアの最先端を走る私たちが、今回のインターンシップでは提供できるノウハウをすべてを盛り込んでいます。メディアやWeb、広告業界を志望する方に向けて、その就活に必ず役に立つ実践的なメニューをご用意しています。

インターンシップの内容

  • 1日目:座学:人事のプロが仕事選びのコツを大公開/業界動向/会社説明
  • 2日目:ワークショップ:広告企画を作ってみる/ニュース記事を書いてみる
  • 3日目:まとめ:個人プレゼン大会

インプットとアウトプットを徹底的に行うと同時に、それらを基にした選考も行いますので、企業の人事が気にするポイントが何なのか、よくわかるインターンシップでもあります。合理的かつ基準が明確な選考ですので、皆さまの手腕を存分に発揮いただける絶好の機会かと思っています。

※昨年の冬に1DAYで行ったインターンシップの内容はこちら

☆★参加特典☆★

このインターンシップで評価が高い方は、10月頃に2次インターンシップへご参加いただけます。2次では能力評価というより、会社と皆さんの考え方ややりたいことが合っているか、実際の業務の中で確認する場となります。そこで両者のマッチングが合えば、内定となります。面倒なエントリーシートや筆記試験、面接対策も不要です。業務体験のみで短期に内定まで進めます。
(※対象は2015年入社の方です。年齢制限はありませんので、2015年入社が可能であれば、何歳でも大丈夫です。)

日時と場所

開催日時は以下の二つから選べます。(どちらを選んでいただいても、内容に変更はありません。) 

  • 9月5日(木)~9月7日(土) 10時~17時
  • 9月11日(水)~9月13日(金)10時~17時

会場:アイティメディア本社ビル(青山一丁目駅徒歩4分)
地図:http://corp.itmedia.co.jp/corp/information/map.html

夏の終わりのインターンシップ総仕上げはぜひアイティメディアで!皆さまからのご応募をお待ちしています。

【現在募集は終了しております。ありがとうございました!】広告マーケティング・サポート業務のアルバイトを募集中です

 アイティメディアでは、今回「BtoB向けメディアの広告マーケティング・サポート業務」をしていただける、アルバイトの方を募集することになりました。(新卒採用・キャリア採用とはまた別に、です。)

 就活や就職を見据え、「ネットメディアで働いてみたい」「広告・マーケティングに関する仕事をしたい、経験を積んでみたい」「アイティメディアの中を見てみたい」「ものづくり系のBtoB企業に興味がある」方には価値のある就業経験となるのではないかと思っています。

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募集要項

仕事内容

BtoB向けメディアの広告マーケティング・サポート業務

当社が運営する「MONOist」「EE Times Japan」「EDN JAPAN」「スマートジャパン」といった、製造業界の企業・BtoB向けメディアの広告マーケティング・サポート業務です。掲載した広告や会員向けサービスのモニタリングとレポート作成、競合調査・マーケティングレポート作成のサポートなど、営業部メンバーのお手伝いをお任せします。作業の指示は社員が逐次出しますので、ご安心下さい。

担当するメディア

 →モノづくりスペシャリストのための情報ポータル。
 製造業に従事するエンジニアを対象に、モノづくりの現場で働くスペシャリストの
 役に立つ技術情報や業界の最新動向を提供

 →世界のエレクトロニクス技術の最新動向がわかる。エレクトロニクス技術を駆使した製品を設計・開発する
 エンジニアやマネージャー層を対象に、半導体・電子部品、ディスプレイ、ネットワーク、ソフトウエア、
 エネルギー、設計・解析ツールなどに関する技術情報や、業界の最新動向を提供

 →電子設計の基本と応用がわかる実用メディア。エンジニアの経験がある編集スタッフに加えて、
  設計・開発の第一線で活躍中のメーカーのエンジニアが、最新のエレクトロニクス技術・製品を活用するための手法などを詳しく解説

 →節電・蓄電・発電に取り組む企業の課題解決サイト
  日本各地の企業・自治体にとって喫緊の課題である電力の有効活用と安定確保に向け、
  節電・蓄電・発電のを実現するための製品検討や導入に役立つ情報を提供

勤務地

東京都港区赤坂

アクセス

各種地下鉄青山一丁目駅 徒歩4分

給与

  • 時給1,000円(交通費支給)
  • 月1回支給(月末締め翌月20日払い)

勤務時間

  • 応相談(9時30分~18時30分の間)
  • 週2回程度勤務できる方
  • 勤務できる曜日:週前半と後半各1日

期間

2013年3月~(3カ月以上継続できる方)

求めるスキル

・ごく一般的なPCスキル
 Excel(基本操作、簡単な関数、グラフ)
 PowerPoint (基本入力できれば可)

応募資格

特にありません。

選考について

弊社にご来社いただいて、簡単な面接を予定しています。
ご興味持たれた方は、専用フォームよりご応募ください。
皆さまのご応募お待ちしております!

ニュースが滅びる!? ネットの登場がもたらした情報化社会の影

 「このままではニュースが滅びるのではないか」――ネットではほとんどのニュースが無料で読めます。アイティメディアはもちろん、新聞社のニュースもそうです。加えて、メディアの人間でなくとも情報発信できるようになりました。その一方で、「無料ニュースにはいいかげんな情報が交じるように」なってきました。

 2月22日、「Business Media 誠」に「ニュースは無料ですか? 誰がメディアを担うのか」という記事が掲載されました。今まで無料配信を“当たり前”としてメディアビジネスを行なってきた、既存メディアの将来を憂う内容で、個人ブログの影響力についても言及しています。メディアビジネスを志す方には、ぜひ一読いただきたい記事だと思いました。この記事を受け、マスメディアの今までとこれからについて考えてみたいと思います。

ネットの登場は情報の流れを変えた

 マスメディアは、一度に多くの人へ同じ情報を届ける仕組みを持つことで、人々が安価に情報を入手できる仕組みを構築してきました。ただ、情報を発信するコストについては膨大で、それゆえマスメディアの担い手は、一部の権力者や資本家に限られていました。加えて、情報はメディアから視聴者や読者へと一方的に流れるため、「何がニュースなのか」については、その一部の人々の手にゆだねられてきました。

 視聴者や読者である私たちは、マスメディアが届けない情報やコンテンツについて、苦労して自分で探しだすより他にありませんでした。また、情報を得るために、新聞が届くまで待ち、番組が始まるまで待ち、あるいは雑誌の発売を待っていました。

 ですが、ネットの登場によって、この情報の流れが根本的に変わりました。情報は、より速くより最適化された形とサイズで、私たちへと提供されるようになりました。そして、今度は私たち自身がソーシャルメディアを用いて情報発信し、共有し合う社会になりました。

 人々が自由に情報を発信・交換し、情報の重要性は各々が決める。個々のニーズとコミュニティの繋がりによって、求められる情報は刻々と変わる。そんな社会で、昨今「マスゴミ」と揶揄されるマスメディアの影響力が相対的に希薄化するのは、避けられない運命です。

 ですが、「きちんと裏づけの取られた記事」や「優れたジャーナリズム」の重要性は、いつの時代も存在します。だからこそ、ネットの出現により、嘘やデマを含む、いろんな情報が世の中に溢れるようになったことで、「無料ニュースにはいいかげんな情報が交じるように」なったと困る人が増えてきたのでしょう。

 ただ、「きちんと裏づけの取られた記事」や「優れたジャーナリズム」は、今ではマスメディア以外でも生産できます。最近では、ジャーナリストが自分でメディアを立ち上げたり、ブログやメールマガジンで情報発信したりしていますし、そこで収入を得ている人も多いです。

 「ブログなど個人の情報発信が集積し、実社会へ影響力を持つことでメディア化する「個人型メディア」。ヤフーは昨年9月、ヤフーニュースに専門家らによる記事を配信する「個人」というカテゴリーを作った。全国の120社から1日3500本が配信される記事と肩を並べるように、約150人が有償で執筆する。既存メディアの持続可能性が揺らぐ一方、個人の存在感は増している」(記事より引用)
 以上を踏まえると、マスメディアは、これまで報道してきた価値のある情報を、今後も継続して視聴者や読者に伝える必要があり、伝える方法を変えなければならないことが分かります。

 だからといって、そのために、マスメディアの力だけで変わろうとしたり、そのためのシステムを自分たちだけで用意するのは大変な労力と資金が要ります。この点で、ネットメディアやIT企業と手を取り合い、協力して、マスメディアの提供してきた価値を今後も世の中に配信することができれば、「ニュースは滅びない」のではないでしょうか。マスメディアには優秀な記者やスタッフがおり、これまで培った編集・ジャーナリズムの技術と経験があります。これを生かさない手はないと思っています。

戦略はターゲティング――「メディアで稼ぐということ」を解説 会社説明会をおさらい

 2月9日、アイティメディアで会社説明会を開催しました。「メディアで稼ぐということ」をテーマに、我々のビジネスモデルや事業戦略、求める人材を解説しました。Ustreamアーカイブ動画でその模様は視聴でき、配布資料も公開しています。

 今回のブログでは、説明会で最初に説明した大切なところ、「メディアで稼ぐということ」をつたえるために、我々がとっている「ターゲティングメディア」という戦略を説明します。

戦略は「ターゲティングメディア」

 アイティメディアには「ITmedia ニュース」「Business Media 誠」「@IT」「MONOist」をはじめ、約30のメディアがあります。でも、「IT関連のニュースメディアなら“ITmedia”として1つのメディアにまとめてしまえばいいじゃないか」と思ったりしませんか? むしろ、当社の事業をそういう風に認識している方もいらっしゃったりするくらいです。では、なぜ我々はこんなにたくさんのメディアを運営しているのでしょうか?

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 情報量が爆発し、万人向けの情報の価値はとても低くなりました。同じような情報を、ほかのメディアでも簡単に手に入れられるようになってしまったからです。それよりも、その中でいかに自分にぴったりな情報を得られるか、をユーザーは欲しています。

 また広告は、見る人にとって“うざいもの”になることが多くなってしまいました。工業化と情報化が進み、社会に“もの”と“情報”が溢れ、人々の多様化が進みました。そのため、同じビジネスマンでも、同じ大学生でも、趣味嗜好や生活環境が大きく異なるようになってしまいました。

 例えば、「ビジネスマンだからパソコンをよく使うだろう」といって、新しい高性能なパソコンを勧められても、IT企業に属する、パソコン好きなビジネスマンなら、すでにそれを持っていたりする。つまりそのお勧めは、「全く欲しくない」情報や広告になる。

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 そんなミスマッチを起こさないように、我々は「ターゲティングメディア」という戦略を取っています。ターゲットとなるペルソナの年齢・性別、価値観・趣味・職業などを事細かく設定し、そのペルソナにとってぴったりな情報を提供する手法です。これなら、どれだけほかのメディアが同じテーマの情報を出していようと、たとえ広告であろうと、ユーザーは「欲しい情報」と認識してくれるはずです。

 だから、ITの企業向け情報でも、と詳細にカテゴリーを分けて、情報を提供しているんです。これだけのメディアの数がる理由、お分かりいただけましたでしょうか。

ビジネスをしているからこそ

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 すべての商業メディアはビジネスによって成り立っています。我々はそのビジネスとして、広告を選択しています。しかも情報が爆発した今、ほとんどの広告は“うざいもの”として認識されてしまうし、その先入観さえある。

 そんななかで、それでも広告を見てもらい、ものを購入してもらうには、その人にぴったりなコンテンツを提供するほかない。そんなコンテンツを作るには、数多くのメディアを作っておくだけでなく、ターゲットにハマるようにその形を柔軟に変えなければなりません。これは、企画営業はもちろん、編集やその他の職種の社員にも求められる仕事であり、価値観です。

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 また、我々は今後もっとその数を増やし、100のメディアを運営しようと考えています。具体的には、新たにアイティメディア内で10のメディアを立ち上げ、他社の業界誌にスマートメディア化のノウハウ・プラットフォームを提供し60のメディアの設立が目標です。それには、若いみなさんの意見やアイデアが生かされると思っています。