あおいちブログ

ITmedia新卒採用担当のブログです。

戦略はターゲティング――「メディアで稼ぐということ」を解説 会社説明会をおさらい

 2月9日、アイティメディアで会社説明会を開催しました。「メディアで稼ぐということ」をテーマに、我々のビジネスモデルや事業戦略、求める人材を解説しました。Ustreamアーカイブ動画でその模様は視聴でき、配布資料も公開しています。

 今回のブログでは、説明会で最初に説明した大切なところ、「メディアで稼ぐということ」をつたえるために、我々がとっている「ターゲティングメディア」という戦略を説明します。

戦略は「ターゲティングメディア」

 アイティメディアには「ITmedia ニュース」「Business Media 誠」「@IT」「MONOist」をはじめ、約30のメディアがあります。でも、「IT関連のニュースメディアなら“ITmedia”として1つのメディアにまとめてしまえばいいじゃないか」と思ったりしませんか? むしろ、当社の事業をそういう風に認識している方もいらっしゃったりするくらいです。では、なぜ我々はこんなにたくさんのメディアを運営しているのでしょうか?

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 情報量が爆発し、万人向けの情報の価値はとても低くなりました。同じような情報を、ほかのメディアでも簡単に手に入れられるようになってしまったからです。それよりも、その中でいかに自分にぴったりな情報を得られるか、をユーザーは欲しています。

 また広告は、見る人にとって“うざいもの”になることが多くなってしまいました。工業化と情報化が進み、社会に“もの”と“情報”が溢れ、人々の多様化が進みました。そのため、同じビジネスマンでも、同じ大学生でも、趣味嗜好や生活環境が大きく異なるようになってしまいました。

 例えば、「ビジネスマンだからパソコンをよく使うだろう」といって、新しい高性能なパソコンを勧められても、IT企業に属する、パソコン好きなビジネスマンなら、すでにそれを持っていたりする。つまりそのお勧めは、「全く欲しくない」情報や広告になる。

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 そんなミスマッチを起こさないように、我々は「ターゲティングメディア」という戦略を取っています。ターゲットとなるペルソナの年齢・性別、価値観・趣味・職業などを事細かく設定し、そのペルソナにとってぴったりな情報を提供する手法です。これなら、どれだけほかのメディアが同じテーマの情報を出していようと、たとえ広告であろうと、ユーザーは「欲しい情報」と認識してくれるはずです。

 だから、ITの企業向け情報でも、と詳細にカテゴリーを分けて、情報を提供しているんです。これだけのメディアの数がる理由、お分かりいただけましたでしょうか。

ビジネスをしているからこそ

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 すべての商業メディアはビジネスによって成り立っています。我々はそのビジネスとして、広告を選択しています。しかも情報が爆発した今、ほとんどの広告は“うざいもの”として認識されてしまうし、その先入観さえある。

 そんななかで、それでも広告を見てもらい、ものを購入してもらうには、その人にぴったりなコンテンツを提供するほかない。そんなコンテンツを作るには、数多くのメディアを作っておくだけでなく、ターゲットにハマるようにその形を柔軟に変えなければなりません。これは、企画営業はもちろん、編集やその他の職種の社員にも求められる仕事であり、価値観です。

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 また、我々は今後もっとその数を増やし、100のメディアを運営しようと考えています。具体的には、新たにアイティメディア内で10のメディアを立ち上げ、他社の業界誌にスマートメディア化のノウハウ・プラットフォームを提供し60のメディアの設立が目標です。それには、若いみなさんの意見やアイデアが生かされると思っています。