あおいちブログ

ITmedia新卒採用担当のブログです。

スマートデバイスへの対応が不可欠 アイティメディアの成長戦略とは

 みなさん、日頃どんな端末を用いて情報収集をしていますか? パソコンですか? それとも、iPhoneiPadなどのスマートデバイスでしょうか。またそれをするのは、家や学校で着席し、かしこまって行なっていますか? それとも、地下鉄での移動中や、ベッドで夜眠る前など、何かしながらですか?

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 これまでネットでの情報収集というと、PCのみに端末が限られていましたが、スマートフォンやタブレットといったスマートデバイスの登場・隆盛により、今後、人々が情報を収集する端末がスマートデバイス中心となることは間違いないでしょう。

 そんな時代の流れに対し、メディアはデバイスの特性やユーザーの利用シーンに合わせるため、これまでとは異なるコンテンツの見せ方やサービスを提供することが求められます。それゆえ、アイティメディアでは、成長戦略のひとつとして、「スマートデバイスへの対応」を掲げています。

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 アイティメディアでは、全メディアでのスマートフォンビュー対応はもちろん、すでに2008年からスマートデバイス向けアプリを提供。アプリの累計ダウンロード数は100万を超えています。いち早く市場を築けたことはもちろん、ここで蓄積されたノウハウは今後のビジネスに大きなアドバンテージとなります。

 また2012年10月には、スマートフォンでの閲覧専用のIT総合ニュースサイト「ITmedia News スマート」をオープン。同メディアでは、スマフォの一画面に収まるよう短くまとめられたオリジナル記事を提供しており、指で画面をスワイプするだけで次の記事へと読み進められます。また、サイトのアクセス時に当日の記事を全て読み込むため、地下鉄などのオフライン環境でも利用できるなど、スマフォでの閲覧に最適なレイアウトや機能・操作性が特徴です。

 読者の行動の変化に寄り添い、メディアは見せ方だけでなく、Webなのか、アプリなのかといった“器”や、記事の内容すらも変化させる必要があるのです。

「バーチャルイベント」「TechTargetジャパン」――既存の広告手法以外のビジネスモデルを解説(後編)

 前回は、アイティメディアが取り組んでいる、既存の広告手法以外のビジネスモデルについてご説明しました。引き続き、同じテーマでお話していきたいと思います。

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 今回紹介するのは、上の図の3番目に当たる「サービスプロバイドモデル」です。サービスプロバイドモデルとは、サービスをクライアント提供して収益を得るモデルのこと。当社のサービスではネット上で展示会などのイベントを開催できる「バーチャルイベント」と、IT製品やサービスの導入・購買に役立つ情報を提供する会員制メディア「TechTargetジャパン」がそれに当たります。


「SoftBankBB Virtual Summit 2011」の歩き方
バーチャルイベント参加イメージ

 バーチャルイベントは、展示会や見本市などを、ネット上に設けた仮想イベント会場で行えるサービスです。米国ON24社との業務提携の一環として提供しています。

 フィジカルの会場で開催されるイベントは、期間は数日間に限定されているうえ、実際の会場に足を運ばなければならず、遠方からは参加しづらい等のデメリットがあります。ほかにも、広い会場を歩きまわるので疲れる、配られた紙の資料や交換した名刺の管理が大変、などなど……。バーチャルイベントなら、これらの問題を解決できるうえ、より効率的にイベントを開催・運営できます。


オンラインイベントを開催するメリットとは?
バーチャルイベント開催メリット

 例えば、24時間いつでもどこでもイベントに参加できます。空いた時間に、何回かに分けてイベントを見て回ることができるので、参加率も高くなります。会場が広すぎて全ての展示を見きれない、なんてこともありません。講演は動画で視聴できるので、聞き逃した点があれば巻き戻しもでき、繰り返し見られます。資料はファイルで提供できるため、運営側と参加側ともに管理が楽になります。このほか、実際のイベント会場や人員、紙の資料を必要としないため、コストの削減につながります。

 さらに、参加者属性の分析も可能なので、今後のマーケティングに役立ちます。また、フィジカルのイベントの場合、講演を聞いてくれたり、資料を受け取ってくれた参加者であっても、名刺交換できないと、運営者側はフォローの連絡を入れられません。ですが、バーチャルイベントなら、参加申し込み時に予め連絡先を頂戴しておけるので、見込み顧客(将来的にお客さんになりそうな企業や人)を漏らすことなく対応できます。

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TechTargetジャパン

 TechTargetジャパンは、情報システムを管理する企業の方へ向け、IT製品やサービスの導入・購買に役立つ情報を提供する、無料の会員制メディアです。米国TechTarget社との提携事業の一環で提供しています。

 情報セキュリティや、データセンターの運用管理、コンプライアンスといったテーマの記事を配信しており、アイティメディア内の編集部で書かれた記事や、米国TechTarget発の特集記事、企業から発信される情報が掲載されています。

 TechTargetジャパンには、企業が取り扱う製品やサービスの、販促を目的とした情報資料(ホワイトペーパー)を置ける「ホワイトペーパーダウンロードセンター」が設けられています。ホワイトペーパーには、製品情報のみならず、詳しい技術情報や業界動向も書かれているため、会員はそれをダウンロードすることで、通常の記事よりも深い知見を得ることができます。また、何種類もダウンロードすれば、製品選択の参考にもなります。

 ホワイトペーパーを掲載する企業にとっては、どんな企業の、どんな部署の、どんな役割の人が自社の資料をダウンロードしたかや、ほかにどんな情報を収集しているかが分かるため、マーケティングに有効活用できます。ダウンロードしたユーザーや、その企業・業界に提案営業へ行く際には、事前に収集した情報が役立ちますし、自社製品の制作にも生かせます。

サービスプロバイドモデルの良さって?

 つまるところ、「バーチャルイベント」と「TechTargetジャパン」などのサービスプロバイドモデルは、マーケティングツールとしての属性が価値になっています。タイアップ記事やバナー広告でもマーケティングするのは可能ですが、サービスプロバイドモデルほど、顧客の情報を得たり、見込み顧客に手厚いフォローを入れることはできません。

 アイティメディアは、メディアとして永続していくため、ここにあげたビジネスモデルはもちろん、新しいビジネスモデルにチャレンジしていかなければなりません。それを考えるためには、メディアをビジネスとして捉える視点が重要です。2月9日に開催する説明会では、メディアをビジネスとして考えるための基本的な思考や、我々の考え方を共有したいと思っています。

「アフィリエイト」「課金」――既存の広告手法以外のビジネスモデルを解説(前編)

 「Webメディアの重要な収入源であり続けた広告市場の成長に、一部を除いては天井感が見えてきました」と、当社の創業メンバーで元取締役会長の藤村厚夫氏は語ります。

 上記の記事では、藤村氏が「経済の低迷とも相まって広告予算の成長が減速している」ことや、ソーシャルメディアとモバイルアプリの台頭により、「広告収入頼みでは高コストなメディア運営を支えきれない事態」が訪れたと、Webメディアビジネスの現状と、広告に代わるであろうビジネスモデルを解説しています。

 アイティメディアはそれこそ広告が主な収入源。「広告収入を引き換えに(読者への情報提供を)無償とするビジネスモデル」を今でも取り続けています。当社は増収増益を続けているとはいえ、これからの時代に向け、新しい事業戦略やビジネスモデルを考え、取り組む必要があります。

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既存の広告手法以外のビジネスモデル

 そこでアイティメディアが現在取り組んでいる、既存の広告手法以外のビジネスを前編と後編に分けてご説明したいと思います。前編ではネットの旬な話題を届けるニュースメディア「ねとらぼ」で導入している、「アフィリエイトモデル」と「課金モデル」を紹介します。

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ねとらぼ

 アフィリエイトとは、読者がWebサイトに載せられた企業サイトのリンクを経由し、当該企業のサイトで会員登録をしたり商品を購入したりすると、Webサイト側に報酬が支払われる広告手法です。Googleの「Google Adsense」やAmazonの「Amazon アフィリエイト」などのサービスを利用し、Webサイトに導入します。

 クライアントとパートナーシップを組んだ、タイアップ記事やバナー広告を出さないことによって、大きな額の収益を安定的に確保することができなくなります。ですが、クライアントの意向や意見に縛られない、編集部員による自由なメディア作りや言論が可能になります。

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ねこらぼ
 
 課金モデルとは、その名の通り、情報などのコンテンツを有料にして、収益を得る方法です。ねとらぼで書かれた、思わずプッと笑ってしまうような猫に関するニュース記事を、まとめて閲覧できる「ねこらぼ」のiPhoneアプリを、AppStoreで170円で販売しています。

 どちらのビジネスモデルも「ねとらぼ」だからできること。サイトへのアクセスが多くなければアフィリエイトモデルで収益はなかなか得られませんし、普通のニュース記事をまとめてアプリにしていたら、速報性も面白みもなく、ほとんど売れないかもしれません。どの媒体でもこのモデルが導入できるかといえば、そういうわけでもないのです。

 後編ではアイティメディアのサービスを、クライアントに提供して収益を得る「サービスプロバイドモデル」をご説明していきます。

「iPhone5発表」をアイティメディアはどう伝えた? ネットメディアの強みをおさらい

 アイティメディアは“IT企業”だと思われている方、結構多いと思うのですが、メディアの会社です。とはいっても、テレビ、ラジオ、新聞、出版などの旧来のメディアではなく、ネット上で情報を提供しています。我々はマスメディアではできない、インターネットでできる情報提供の形を体現しています。

 ネットメディアは、速報性のあるニュースを即時で提供できます。それに対し新聞や雑誌は、印刷と配送に時間がかかるうえ、情報を提供できるスペースが限られているため、情報の量をそぎ落とす必要があります。その点ネットメディアは、1つの記事に必要なだけの情報量を入れ込むことができるほか、情報を細分化し、複数の記事に分けて提供することも可能です。

 それでは、ネットメディアとしての、アイティメディアの強みを理解するため、例えばiPhone5がAppleから発表された時、アイティメディアがどのように報じたかを、見ていきましょう。


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『iPhone 5』発表 ディスプレイが4インチに 日本で9月21日発売/ITmedia ニュース

 まずは速報ニュースが伝えられました(『iPhone 5』発表 ディスプレイが4インチに 日本で9月21日発売/ITmedia ニュース)。ネットメディアは、たとえ米国時間(日本では深夜)であっても、新しい情報が入った瞬間に記事にして提供できます。これは、放送時間、発売日、などが固定されているメディアではなかなかできないことです。記事の中では、どんな企業が何をしたか、それは一体どのようなものか、等を伝えます。そのニュースに関連する情報として、メーカーのサイトや、以前提供した記事のリンクを合わせて掲載し、紹介することも可能です。

 たった1ページのニュースですが、その中にたくさんの情報が詰まっているのです。(“速報担当”や“Apple担当”の編集部があるわけではなく、各編集部が記事にするかどうかを都度判断し、掲載しています。このニュースは「ITmedia ニュース」が報じています)

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それは刷新という名の飛躍――iPhone 5が、“iPhoneの創りだした世界”を塗り替える/ITmedia Mobile

 次に専門の編集者やライターによって、レビューがなされました(それは刷新という名の飛躍――iPhone 5が、“iPhoneの創りだした世界”を塗り替える/ITmedia Mobile)。今回取り上げた記事では、iPhone5がどれくらい優れた製品であるか、以前のバージョンとどう変わったか等を、モバイル専門メディア「ITmedia Mobile」で全4ページのボリュームある記事で解説しています。iPhone5の発表から1週間と経たないうちに、きちんとした解説記事をスピードを持ってして提供できるのは、ネットメディアとしての強みであり、ITに特化した情報を扱い、専門編集者が多数在籍するアイティメディアとしての強みでもあります。

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どんどん伸びるよ! このまま行けばiPhone 30はたぶん近接武器に/ねとらぼ

 このほか、iPhone5が以前のモデルよりも縦長なサイズになったことを受け、じゃあ次のモデルではもっと縦長になるんじゃ……と予測し盛り上がる、ネットの話題をニュースにしたり(どんどん伸びるよ! このまま行けばiPhone 30はたぶん近接武器に/ねとらぼ)、Ustreamで配信されるAppleの新製品発表会に合わせたライブ番組や、ニコニコ生放送特別番組の情報を提供したり。一般ユーザーによって投稿されたiPhoneにまつわる情報をサイト(ONETOPI)に集め、キュレーションして届けたりもしました。

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ONETOPI

 つまり、ネットメディアでは、スピーディーに、必要・適切なボリュームで情報をできる。そしてアイティメディアでは、運営する様々なメディアで、「iPhone5の発表」というテーマひとつ取っても、幅広く色んな形のニュースを配信できるのです。

 アイティメディアは創業して13年。読者は多様化し、情報の取り方も大きく変化しました。読者もブログやSNSを利用し、情報発信できるようになりました。それゆえ、我々ネットメディアは今までの情報提供の仕方や仕組みを変えたり、やめたり、残したりしながら、これからの時代に合わせていかなければなりません。採用ホームページには、その事業戦略が簡単に記載されていますが、2月に開催する会社説明会ではもう少し詳しくご説明する予定です。ご興味ある方は是非Webエントリーいただき、説明会にご参加ください。

「タイアップ記事」「バナー広告」「イベントサービス」――「企画営業職」が提案する広告企画ってどんなもの?

 アイティメディアのビジネスモデルは広告を中心にした企業のマーケティング支援です。「アイティメディアの媒体を使ってマーケティングをしたい」と考えるクライアントに対し、広告の企画営業職の社員が様々なプランを提案しています。採用ホームページに掲載している「社員インタビュー」では、企画営業職の社員が、その仕事への面白さや熱い思いを語っています。もうご覧いただけましたでしょうか?

 とはいっても、企画営業職って具体的にどんな企画を提案するの?と疑問に思う人も多いはず。また、代理店の広告営業の仕事のイメージはできるけど、メディアの企画営業の仕事はちょっと想像つかない……なんて人もいらっしゃるかと思います。ですので、今回のエントリーでは、アイティメディアの企画営業職が、現場でどんな広告企画を提案しているかについて、ご説明したいと思います。

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企画営業職の役割

 アイティメディアで提案している広告の方法には、タイアップ記事広告、バナー広告、イベントサービス、メールマガジンなどがあります。これらを単体で、もしくは組み合わせたり、応用させることで、クライアントの要望に応えています。(コーポレートサイトにある、クライアント向けの媒体資料には、それらが詳しく載っています)

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タイアップ記事の一例:幻想的なイルミが美しい優等生モデル――「AQUOS PHONE EX SH-04E」はココが買い!/ITmedia Mobileより

 タイアップ記事広告は、編集スタッフが編集記事風に仕上げる記事体広告のことです。例えば商材が、とあるメーカーの新作スマートフォンなら、モバイル端末専門の編集者が、担当するモバイル端末専門サイトの読者に魅力的に映るよう、記事を企画し制作します。

 専門編集者は、一般のライターや編集者よりも、その業界の情報や端末の特徴、競合商品との差異などをよく知っているので、必然的に記事の内容の質が上がります。しかも長年そのメディアを担当することで、読者への理解を深めているため、思いを汲み取れる。その結果、“ウザい”と思われがちな広告を、有益な情報として、クライアントのターゲットとなる読者にきちんと届けることができます。

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タイアップ記事の一例:スマホを持って山手線に乗ろう―― 富士通「ARROWS V」のバッテリーはどれくらい持つ?/ITmedia ガジェットより

 スマートフォンだからといって、モバイル端末専門の編集者だけが記事を書くわけではありませんし、モバイル端末専門の媒体に記事広告を載せるわけでもありません。クライアントの要望に答えられるように、担当編集者やメディアを変えたり組み合わせたりして、出来る限り応用します。例えば、そのスマートフォンを若い世代にも知ってほしいという要望があれば、若い世代の読者がいるメディアで、ビジネスマンに知ってほしいという要望があれば、ビジネスマン向けのメディアでの記事広告も企画します。

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サイト上部、右上や両サイドに表示されるバナー広告

 バナー広告とは、アイティメディアのサイトのなかに、商材の画像やテキストを掲載する広告のことです。トップページにアクセスすると出てくる、商品を紹介する大きな画像や、サイトの最上部や右上に表示される画像がバナー広告です。バナー広告にクリックすると、クライアントのWebサイトに移ることができます。

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チャンネルのトップページにアクセスすると表示されるバナー広告

 マス向けの大手ポータルサイトにバナー広告を掲載すると、たくさんのユーザーに周知ることができます。ですが、莫大なコストがかかるうえ、ターゲットにきちんと伝えられないことも。その点アイティメディアは、IT・PC・モバイル端末・ビジネスなど、運営する様々な専門メディアの読者に合わせた、広告の掲載が可能になります。それゆえ、タイアップ記事の効果と同様に、「“ウザい”と思われがちな広告を、有益な情報として、クライアントのターゲットとなる読者にきちんと届けることができ」るのです。それが当社の強みになっています。

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ブロガーイベント(イメージ)

 イベントサービスとひとくちにいっても、様々な手法があります。例えば、特にその商品や商材に既に興味のある読者へ向け、編集部主催でセミナーや勉強会を開催し、より理解を深めてもらい、購買に繋げる方法。このほか、ブロガーを集めてセミナーを開催し、後日商品・商材やイベントのレビューをブログで書いてもらう「ブロガーイベント」と呼ばれる方法など。消費者目線で正直に書かれたブロガーの記事は、消費者の共感を得やすいので、よりよいブランディングや購買の促進に役立ちます。また、当社の編集者が制作するタイアップ記事広告とブロガーイベントを組み合わせれば、アイティメディアのメディアの読者に加え、そのブログの読者にも情報を届けられるといったメリットがあります。

 近年は、ニコニコ動画Ustreamに設けた生放送番組での商品紹介のほか、スマートフォンでの広告掲載も実施しています。時代の流れに合わせ、広告モデルも新しい手法を導入する必要があります。そのため企画営業職には、新しい手法を見つけ、開発し、導入するセンスも必要とされています。それを裏付けるかのように、採用ホームページの「社員インタビュー」でも、企画営業職の社員が“常に新しいことに挑戦したい”という思いを皆語っています。現状に満足せず、時代の流れや世の中のニーズを敏感に感じ取り、アウトプットする姿勢が、現場では求められています。

 当社にエントリーされた方にご案内している会社説明会では、今回ブログで紹介した内容に加え、企画営業職に求められる役割や、アイティメディアのメディア戦略、求める人材までを詳しく説明いたします。ご興味ある方は、ぜひこちらのページからご応募ください。

アイティメディアって何してる会社?

 「アイティメディアって何している会社?」と、時々聞かれることがあります。IT企業で働く人や、ネットに詳しい方以外には意外と知られていなかったりもするので、就活生の皆さんも、就職活動を始めるまで当社を知らなかった!という方、意外と多いのではないでしょうか。というわけで今回は簡単にアイティメディアについてご紹介します。

「何の会社?」→インターネットメディア企業です

 1999年に設立したインターネットメディア企業で、ソフトバンクのグループ会社で、同社の出版事業部が前身となっています。
(沿革の詳細はコーポレートサイトから)

「何してる会社?」→ニュースサイトを運営しています

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ITmediaのトップページ

 様々なジャンルを広範囲にカバーし、専門的なニュースを26のメディアに分けてお届けしています。IT総合情報ポータル「ITmedia」をはじめ、IT関連情報を幅広く伝える「ITmedia ニュース」や、PCやタブレット型端末の新製品ニュースやレビューを届ける「ITmedia PC USER」、経済や企業・業界動向の情報を発信する「Business Media 誠」などがあります。
 ほかにも、製造業のエンジニア向けメディア「MONOist」や、企業の電力管理や省電力化の課題解決に役立つ「スマートジャパン」、ネットの旬な話題を提供する「ねとらぼ」など、提供する情報ジャンルは多岐にわたります。すべてのメディアのPVを合わせると、月間約9190万PVにのぼります(2012年12月実績)。
(詳しくは採用ホームページコーポレートサイトで)

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当社のメディアドメイン

 無計画にメディアをいくつも立ち上げているわけではありません。きちんとした戦略のもと、数多くの媒体が作られています。例えば、企業向けのIT関連ニュースを見ている読者がいるということは、その読者の中にはIT企業に勤める経営者や管理職の人もいるはず。では、経営者や管理職向けのメディアが有ってもいいのでは? というように。ほかにも、IT企業に勤めているということは、ビジネスマンでもある。だからIT関連情報に限らず、経済や企業・業界動向を伝えるビジネス関連の情報ニーズもあるはず、などなど。そういった仮説を徹底的に検証して突き詰めた後、メディアが立ち上げられています。

「ビジネスモデルは?」→主に広告収入です

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収益モデル

 収益のほとんどは広告収入です。「アイティメディアの媒体を使ってマーケティングをしたい」と考えるクライアントの要望に応えることで、広告料をもらっています。要望への応え方は、例えば、記事で商品・商材を紹介する「タイアップ記事広告」。

 タイアップ記事広告とは、クライアントの商品・商材が、読者に魅力的に映るように、専門知識を持った編集者が制作した紹介記事を、アイティメディアのメディアで掲載するというもの。IT業界やPC・モバイル端末など、各分野の歴史を長年追いかけてきた編集者は、言わばその道の専門家。専門家が専門領域の商品や商材の良さを徹底的に分析し、さらに、彼ら自身が運営するメディアの読者に合わせて記事を作るため、商品・商材と読者のマッチングがとても良くなります。それがタイアップ記事広告の価値になっています。

 このほか、「バナー広告」やニコニコ動画などのライブ配信番組での紹介など、その手法は多岐にわたります。

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広告以外のマネタイズ手法

 広告以外には、展示会や見本市などのイベントをネットで開催できる「バーチャルイベント」や、アイティメディアの会員向けメディア「TechTargetジャパン」など、商品・商材を紹介できる場をクライアントに提供することで、収益を得ています。

 IT業界やメディア業界、ネットメディア業界とひとくちにいっても、数え上げればきりがないほどの企業が有り、企業ごとに事業戦略、ビジネスモデル(「何してる」のか)が異なります。就職活動をするうえでは、その辺りの比較も重要かと思います。ですので、その参考になれば幸いです。

 また、当社にエントリーされた方にご案内している会社説明会では、今回ブログで紹介した内容をより詳しく説明いたします。ご興味ある方は、ぜひこちらのページからご応募ください。

アイスタイルさん、カカクコムさんなど、Web企業5社合同で採用活動をしています

 「企業の枠組みを、越える。しくみごと、変える」――当社とアイスタイル、カカクコム、デジタルガレージ、リッチメディアが昨年末より取り組んでいる、合同で採用活動をする取り組み「2014採用_Web業界5社の合同企画」が日本経済新聞(2013年1月7日版・夕刊)に取り上げられました。

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各社人事によるトークセッション。当社の浦野採用担当部長が司会を務めました

 「2014採用_Web業界5社の合同企画」は、Web企業の5社が2014年度新卒採用の1次面接を合同で実施するというもの。2012年12月27日には、その説明会を東京都渋谷区で開催しました。就活生が100人ほど集まり、各社人事が業界の展望や求められる人材について議論するトークセッションや、現役社員と就活生の座談会が行われました。その模様はTogetterにまとめてあります。選考基準を事前に5社で共有したうえで、1月中にも1次面接をする予定です。この1次面接では、就活生にプレゼンなどの自己アピールをしてもらい、5社がそれぞれ採用したい方に通過連絡をします。その後各社の2次面接へと進んでいただきます。

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現役社員と就活生が輪になってコミュニケーション。合同説明会の模様はUstreamでライブ配信しました

 長引く不況で就活戦線が厳しいことや、その一方で内定を得た人でも、就職後にミスマッチを起こし早期に離職してしまうケースが多いことなどから、就職活動の「仕組みを変えるべきだ」とか、「このままじゃいかん」といった声が、この頃あちこちで叫ばれています。ただ、そう主張する就活生や専門家が多いにもかかわらず、実際にはだれも手を動かさないので結局何もかわっていない、というのが実情です。

 今回合同企画に挑戦してみたのは、そんな中で、まず人事ができることから始めてみようと思ったからです。就職活動中、いくつもの説明会の予約や参加、エントリーシート、面接に奔走しなければならない学生の負荷をできる限り下げ、企業との理解を促進するような仕組みを試案し、チャレンジしました。幸い、学生の皆さんからの評判もよく、こちら側も楽しんで企画運営できています。就活生が「参加してみてよかった」と思えるような企画とし、これからの就職活動の新しい道を切り開くような内容にしたい、ですね。

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会場に使用したデジタルガレージさんのセミナールーム、ひ、広い…! 300人収容できるそうです

引き続き14採用エントリー募集中です

 遅いご挨拶となりましたが、明けましておめでとうございます。アイティメディアでは引き続き、2014採用のエントリーを募集しております。既卒第二新卒、専門学生、留学生の方もご応募可能です。エントリーは採用HPからお願いいたします。みなさまのご応募お待ちしております。